観点を変える
今日からNHK文化センター新札幌教室の新講座が始まりました。
「心が通う傾聴術 高齢者とのコミュニケーションのために」
傾聴を学び実践して行く講座です。
傾聴ができるようになることが目的です。
傾聴を知る講座ではありません。
札幌教室の方では「使えるコーチング講座」を開講しているけど
コーチングの技術を知ることではなく使えるようになる講座です。
「知る」と「できる」は違うんです。
私が目指しているのは学んだことができるようになること。
なので教える講座とは少し観点が違うのかもしれません。
私は傾聴講座だけを受講したことはありません。
ですので他の講座で何をしているのかは知らないのですが、
聞くということに関しては
技術も必要だけれども、
聞く身の心持ちがとっても必要なんです。
だから心理的なものを踏まえた上で
少しでも実際にやりやすい方法を取り入れた傾聴を伝えます。
今日の受講生のお一人はすでにもう何年も前に傾聴講座を学び
そこに違和感を感じながらも傾聴して来ている方でした。
その方がおっしゃるには
「目からウロコが落ちました。傾聴は自分のことではなくて相手が聞いてもらったということ?観点が違うのですね」と。
そうなんです。
聞いてるよ、傾聴しているよ、ではこちら側の慢心です。
話している人が「聴いてもらった」と思う聞き方が傾聴。
相手、なんです。
その方の話を聞くことでこちらの心が荒んでイラついたり落ち込んだりしてしまわないようにしないと「傾聴」は辛いものになります。
相手がどう感じるかを考えて
どんな聞き方がベストか。
聞き方に聞き手の心理的な受容の心を持つことが大事なの。
自分が「聴く」のではなく相手が聞いてもらった感が「聴く」
観点が違うのです。
自分を受容する
相手を受容する
これができた時に、ネガティブな話はリセットされます。
嬉しい気持ちも少し落ち着いて喜ぶことができるようになる。
常に気持ちのリセットをすることができると
どんな話も聞けるようになるし
話の内容に心を奪われない。
心をリセットしながら話を聞くこと=傾聴です。
私よりも明らかに年齢が上の方々の中で
少しでもお役に立てる話ができたみたいでホッとしました。
ここから1ヶ月
次回の講座まで家庭の中で実践して話を聞くことへの観点を変えて行く練習ができたらいいなと思います。
0コメント